前経済産業相の世耕弘成・参院自民幹事長は17日の記者会見で、台風15号による被害の深刻化について「残念ながら東京電力は(きめ細かな復旧予測が出せる)状況に至っていなかったのではないか」と述べ、対応の遅れを批判した。経産相として昨秋、大阪を中心に被害が出た台風21号の対応に当たったことを引き合いに、「同じことは去年、関西でも起きている。(当時)教訓をしっかり各電力事業者で共有するよう指導した」とも述べ、経験が生かされていないとの考えを示した。
また、発災の中での内閣改造に野党から批判が出ている点には、「組閣が影響したということは全くない。私も大臣としての職務を果たせるギリギリまで電力事業者に指示を出し続けた」と語った。(鬼原民幸)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル